1999.10.30

今日、ダンボールに入れられたボクは、お店の中に連れて行かれた。 ボクは一生懸命飛び跳ねて外を見ようとしたんだけど、ダンボールが高くて天井しか見えない。 最初にボクを覗いたのはトーチャンだ。次に、ブラックタンのおねえさんダックスを 抱いたバァバがボクをちらっと覗いて、「あら、ブチだわ。目も小さいし・・」と言ってすぐ どこかへ行っちゃった。

バァバは黒いおねえさんダックスがお気に入りみたいで、 「頭の形もいいし、目も大きいし、耳も長いし、かわいい。。」としきりに言っていた。 でも、トーチャンはずっと、ボクを見てくれていた。 それに気が付いた 店のおじさんがボク取り出して、「耳が小さいし、しっぽも短い、体つきもよくない。はっきり言って ぶさいくです。それに比べて、そのブラックタンは、いい形してます。私なら迷うことなく、 そちらにしますよ。」と言っていたが、最初からバァバはそのつもりのようだ。 トーチャンが、もう一度手を消毒して、ボクを抱き上げ、バァバとカーチャンにボクを見せていたが、 バァバはおねえさんダックスに見とれていた。諦めたトーチャンが、ダンボールの中にボクを下ろすと カーチャンが来て、「ジャンプ!」と言うので、ボクは一生懸命ジャンプした。

でも、バァバは黒いダックスを買う事に決めてしまった。ワンコを欲しがっているのはバァバだったらしい。