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ダブルウーファー2 foは変化する 1999.7.10



2発のウーファを使うのは低音の迫力を増すためと思われていますが、理屈だけで考えると、1つと同じで2つ使う必要は無いと言う意見がいろいろとあります。

ダブルウーファにしても、fo(最低共振周波数)は変わらない。(超低域が出るようになるわけではない。)ならば、もっとfoの低いウーファを使うほうが良い。

この意見は当然の様にいわれ、いろいろなところでみたことがあります。 これについては、ウーファの近接配置でfoが下がるデータを見たことがあります。有名な長岡鉄男氏の製作記で38センチウーファ4発!を90センチ四方の平面バッフルに取り付けるというもの。手元に現在資料を持っていません(残念。)ので数字が違っているかもしれませんが、記憶では、単体のときのfo37〜40ヘルツが、fo32ヘルツ程度まで落ちていたというものです。氏の意見によると、近接配置により、空気をよりグリップするようになったことが原因なのでは、ということですが。理屈で考えれば当然と思われていることを実際に作ってみて、確かめるという姿勢にいつも感心します。この場合は結果そうだったというだけで氏は意に解していないようでしたが、励みになりました。 ところで、この「ダブルウーファにしても、fo(最低共振周波数)は変わらない。」というのはユニットのもつ裸特性のことで、実際に、箱に入れてしまえば、そのfoのまま、動作するわけではありません。様々な要素が絡み合っています。 私も始めは、超低音を出したいがためにダブルに手を出した様なものなのですが、やっているうちに、ダブルにするメリットはそれが全てではないということに、ずいぶんたってから気付きました。




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