| |||
イタリアの街を歩いていると“BAR”という看板をあちこちでみかける。 これは「バー」ではなくて、「バール」と読むが、綴りは同じであっても 酒場ではない。
軽い食事もできるいわゆる、ファーストフードの店であるが、 バールの存在はまことに、ありがたいものだ。先に支払を済ませてから、 品物をもらうのが一般的だが、席に座ると、注文を取りに来てくれるところも ある。席に座れば席料がとられ、倍ぐらい値が高くなるので、向こうの人は、 立ったまま、店によってはカウンターに寄りかかったまま、エスプレッソ などをいただいている人を多く見かけたが、 ちょっと気障なその姿がスマートでカッコよかったりする。 値が高いといっても、まぁ日本の値段くらいであるし、休憩が目的でもあるので すわるべきだ。それに、私に限ってのこと?でもあるが自分のああいう姿を 想像してみると、どーもサマにならない。ピザ、パニーニ、サラダのどれも 色々と種類が豊富なので、昼食をとるにはもってこいだ。 それに、街中でトイレを借りられるのはここしかない。(また、また、トイレか 。)
リストランテの看板を上げている店では、前菜(オードブル)、 メインディッシュ、デザートと、三品はとらないとマナー違反だとか。 パスタをオードブルに据えるのが向こうでは普通だ。パスタは日本の物と 比べると、具が少なくシンプルなので、一見大した量に見えないが、 食べてみると結構な量だ。お腹を空かしていくか、パスタを少し控えないと メインディッシュであぐんでしまう。それから、デザートがくるのだが、 女性は皆さん、嬉々として頂いてらっしゃいますが、私には、地獄の 責め苦としか 。。。