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透明化GIFの作り方 1999.8.20




前回のやり方でめでたく、GIFでイラストあるいはアニメができ バックが白の場合は、問題なくアニメだけが動きますが、 バックに色や壁紙があるような場合、キャラクターの背景の白色(背景に色を付けた場合はその色)が抜けていて、見ためがよくありません。こんなときは、キャラクター以外の背景部分を透明にすれば、どんなバックに張り付けても、キャラだけが見えるようになります。ところが、そのやり方が私にはなかなかわかりませんでした。「何かソフトがいるのだろうか?」大変な方向へ走りそうでしたが、実は、D-pixedとAnimation GIF Makerでできることなのでした。保存のダイアログをしげしげと眺めれば、わかることなのですが、説明しておきたいと思います。


透明化するのは、まだレイヤを使用して、書き換える予定のものよりも、完成してGIF形式で保存した絵のほうが手間がかかりません。というのは、描いているうちに気付かずに付けてしまった白などの限りなく背景色に近い色が残っていると、透明化したつもりだったのに、いざ、色付きのバックの上に置くとそれが見えるようになってしまうため、背景を透明化するには、下準備として、背景部分をすべて背景色にしておく必要があります。そのため、レイヤがたくさんあると、レイヤの数だけそれをしなくてはならなくなるからです。 DーPIXで作られた絵は、GIF形式で保存をするともうレイヤの集合体ではなくなっています。つまり背景の透明化のための下準備が一回だけで済むことになります。

ヒント
  1. GIF形式で保存してある絵をD-pixedで開きます。

  2. 背景部分を背景色にするには、背景色(ここでは、パレット右下「255」の白色を背景色に決めて話しを進めます)でキャラクター以外を塗ればよいのですが、間違えて塗った白などの色は見分けられなくて困ってしまいます。そんなときは、刷毛でいったん違う色を背景に落としてみます。 そうすると、塗り残し部分がはっきりと姿を現わします。但し輪郭と同じ色は止めましょう。(このかえるの場合は黒です)輪郭が消えてしまいます。

    その部分を同じ色で塗りつぶしてから、

    あらためて背景色を塗ります。これで、キャラクター以外は背景色になります。

  3. そして、保存です。まず、普通に絵を保存するを選びます。 どこそこ(D-pixedフォルダならばそこ)に上書き保存します。 よろしいですか?とでますので、はいを選びます。 すると、GIF形式で保存のダイアログがでますので、 「透明化GIF」をチェックして、透明色のパレット番号を指定します。 ここでは255です。(実は色のパレット番号がわかれば、違う色でもよい のです)「OK」ボタンを押すと、出来上がりです。



透明化GIFアニメを作る時は使用する全てのイラストを上記の方法で透明化して 作っておき、Animation GIF Makerを使い、前回と同じ手順でアニメを 作ります。しかし、一個所手順が増えます。下記、赤字部分がそこです。

  1. Animation GIF Makerを開きます。
  2. 左上端の「ファイル」ページの左側のまどにGIF画像のあるファイルがすでに見えてます。(D-Pixedで作った人はそのファイル)
  3. 使う絵をクリックして追加ボタンを押す。右の窓に表示される。
  4. 使う絵の枚数分繰り返す。
  5. 作成ボタンを押すとダイアログが表示されるので保存の場所と名前を決める(なまえは半角英数で)ホームページを作っている人はホームページのフォルダにいれてしまう。まだこれからの人はGIFフォルダを作って入れておくといいです。
  6. 左上端から3つ右「その他」ページをクリックし「作成画像確認(ブラウザ)」ボタンを押す。 ネットスケープ等に切り替わりアニメが動く。一回で動きが止まるときはネットスケープ上の再入力ボタンを押す。押す度動く。
  7. このままでは大抵の場合動きが早すぎるので、左上端から2つ右「パラメータ」をクリックしディレイの数字を変える(30で下記くらいです)。 このパラメーターの場面で消去法のところを「2ー背景色」にし、透過が「オン」になっているのを確認します。 右下の方の「更新」ボタンを押す。
  8. もう一度動きを確かめOKならば出来上がりです。

下が、元の未透明化のものです。




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