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リッケンバッカー325 2000.10.3/2001.9.13Updated



NURU氏談:

Rickenbacker  “ 325 ”
John が J−160E と共に The Beatles 初期に愛用したギター
John が初めてRickkenbacker “ 325 ”を見たのは、
まだ英国ですら売れないドイツで出稼ぎ演奏していた時代
ジャズ・グループ ジョージ・シアリング・グループ のギタリストが弾いていたのを
John が一目惚れしてギャラを貯めて買ったもの
最初は黒ではなく、木目鮮やかなナチュラルでした
それを黒の塗装をしてア−ムをビグスビーに付け替えた とされています
コイルはシングルコイル
それゆえ、ショート・スケールの利点を活かした 歯切れの良いリズムを生み出す
エフェクターは歪み系ではなく、 コーラスやコンプレッサーのような空間系との相性が良い
文字で説明するより
「抱きしめたい」「TWUST&SHOUT」
特に、アメリカ初上陸でエド・サリバン・ショーで有名な 「ALL MY LOVING」は3連符でのコード・カッティングが Rickkenbacker “ 325 ” の演奏のお手本です

8/10
aria325 もう一度、ギターを所有する気になるまでには、 あれこれ、、ありましたが、やっと 念願のリッケンバッカー325コピーモデルを手にしました。アリア製です。
トレモロアームが無いモデルですので、本当は320モデルなのでしょう。
しみじみ眺めていますと、 ネックの色が、本物は赤みを帯びているのに比べ、このコピーモデルは黒いのですが、そこに目をつむれば、 全体の印象は、良く似ています。しかし、本物を見慣れた目には、いくつかナントカしたい 部分がありました。
細かいところではありますが、ピックアップの止め穴が 六つ付いているにもかかわらず、たった2つしか止められていないので、グラグラしているということ。
それに、ピックガードがボディに比べ微妙に細い形状になっているということ。。

aria325hed そして、ヘッドには燦然と“ロックンローラー”のロゴが。。

aria325 それらよりも、まずは、、是非ともビグスビーB5アームを取り付けたいと気持ちは固まっていました。
ぼくの中では、あのゴッツイアームはデザインの一部になっています。 あくまで気分の問題ですが、これは譲れません。一週間後には、本物の!ビグスビーアームを取り付けて、 気分上々です。しかし、、コピーモデルに、、普通、ここまでするのか?という疑問も。。
「まっ!いいかぁ。。」

さらに、ピックアップ止めのネジを全て付け一安心。
ここで、このギターの重量を計測してみると、3.4kg。
本物の325のV63タイプの重量が3.2kg。
こちらのトレモロアームは、アクセントビブレーター と呼ばれるリッケンバッカー純正の細い物。
200gの差は、このアームの重量差くらいしかありません。
意外と軽いところを見ると、想像通り、このボディの内部は、空洞になってる様子です。

aria325自作ピックガード 次は、 ピックガードの製作に取り掛かりました。 実際に付いているピックガードと同じ2mm厚の透明アクリル板と金色の塗料を購入し、 透明アクリル板の裏から、この金色の塗料を吹き付けようという算段です。 狙いは、やっぱりジョン・レノンの325V59タイプ。。
純正の2枚ピックガードではなく、金色の1枚ピックガード。
アクリル板を切り出す為に、 まずは、ギターのボディ形状に合せて紙で型紙を作り、その型紙を元に、 3mm厚のベニア板の型を作りました。 この型に沿ってカッターを引けば、曲線の部分もうまく切り出せるだろう。。という考えです。
これは、計画通りうまくいきました。また、いくつでも気に入るまで、作り直せます。 実際に、この他にも、黒と、白のピックガードをそれぞれ作ってみました。
ちなみに、同じメーカーのアクリル板ですが、色が違うとその感触が違います。 加工する時、黒は硬めで、欠けやすく、透明は、粘ります。白はその中間で、一番扱いやすかったです。
ボリュームノブは、ノブの数が、このコピーモデルはV63と同じ5つなのに対して ジョン・レノンのV59タイプは4つですし、アルミ削り出しの特別な物ですので、 とりあえず、V63風の黒い物を取り付けています。
このピックガードを取り付けた時、中を覗いてみると、やっぱりボディの中に空洞がありました。
ちょっと、嬉しい(^-^)

aria325自作ヘッドカバー
ヘッドカバーの形状を“なんとなく”(^^;ジョンの物に似せて切り出してからの、、塗装には、苦労しました。 最初に作ったのは、ガムテープでロゴの部分を切り抜いて 裏から貼っておき、そこに黒い塗料を吹き付けてから、テープを剥がし、その上から金色の塗料を 突きつけるというやり方をしました。
が、、失敗。。文字の輪郭が惚けました。
次の作品が、写真の物です。
これは、カッティングシートでロゴの文字自体を切り出し、 裏から貼っておき、その上から金色の塗料を吹き付けました。細かく見れば気になる点もありますが、 ギリギリOKです。
気が向いたらもう一度、作ってみるつもりです。
リッケンバッカーの純正のネームプレートには、「Made in USA」の文字が入っていますが、 ジョンの物には入っていません。
「入ってなくて良かった。。」
あんな細かい文字は切り出せませんって。。

2001.9.13
先日、「ネームプレートの作り方をもう少し詳しく」というメールを頂きましたの で、その時のメールから抜粋した、もう少し詳しい説明を以下に載せておきます〜
それにしても、他にも作ってみようと思う人がいたのですね〜! 嬉しいー(@^-^@)

まず、リッケンのカタログやジョンのリッケンの写真が載ってる本を参考に 紙で型紙を作ります。これは、デジカメで撮りパソコンで拡大してみたりしましたが、 大きさがキッチリいきません。で、、
最終的には、定規を持参してコンビニへ行き1%単位で拡大コピーを何枚も取って来ました。
このコピーのネームプレート部分を切り抜き 、 実際にギターのヘッドにあてがって、ぴったりのサイズのものを作ります。
それを3mm厚のベニア板に糊で貼り、大きめの普通のカッターで少しづつ紙のラインをたどり、 3mm厚のベニア板で型を作りました。これは想像より簡単に切り取れます。
切り取れましたら、切り口を木をあてがったサンドペーパーで整えます。

出来上がった木型を、
2mm厚の透明アクリル板に テープ(ぼくは梱包用の布テープ)で おおまかに固定し、 木型に沿って“アクリルカッター”で気長に削っていきます。 下に、なにか傷を付けてもいい板を敷いておくと、安心して削ることが出来ます。 切り出せましたら 切り口を木をあてがったサンドペーパーで、念入りに磨いておきます。

ロゴ部分が一番厄介です。

最初に作ったのは、「ガムテープ」で“ロゴの部分”を 切り抜いて裏から貼っておき、 そこに黒い塗料を吹き付けて文字部分を塗装してから、テープを剥がし、 その上から金色の塗料を突きつけるというやり方をしました。 が、、これは失敗。。文字の輪郭が惚けました。

最終的には、黒いカッティングシートでロゴの“文字自体”を切り出し、 やはり 裏から貼っておき、その上から金色の塗料を吹き付けました。 これが、HPに載ってるものです。 写真では分かりませんが、カッティングシートの粘着部分が 表から見える事になりますので、出来は今一つです(^-^;) どちらの方法も表側は透明な面のままですので、テラリとしていて奇麗です。

完成してから思ったのですが。。
カッティングシートは、ガムテープよりもエッジ部分が奇麗についていますので、 割と 文字の輪郭が惚けません。 ですから、カッティングシートでロゴの“文字自体”を切り出した物を裏から貼り、
その上から金色の塗料を吹き付け、
金色の塗装が乾いたところで、 カッティングシートのロゴを剥がしてしまい、 それから黒い塗装を吹き付ける方法が一番完成度が高くなりそうですが、、
これは、カッティングシートを剥がすタイミングが難しそうですね。。

カッティングシートのロゴは、コピーを カッティングシートにフエキ糊で貼っておき (貼り付ける面が表になりますので、注意して下さいねー) 先の尖ったカッターで、2時間位かけて切り抜きました(笑) ロゴの部分を くり貫くよりもロゴの“文字自体”を切り取る方が 少し 簡単です。

塗装に使うのは缶スプレーがいいです。 透明の物に吹き付けるので なかなか色が付きませんが、 塗料が滴れない様に少しづつ、一回吹き付けたら 乾かして何回にも分けて気長に塗装して下さい。 塗装面を明るいところに透かすとしっかり付いてるかどうかわかります。 確か10回くらいは吹き付けました。

最後に取り付け穴を開ける時は、ドキドキです。 しっかりキリで印を付けてから、ドリルで穴を開けて下さい。

アクリル板とカッター類は、ホームセンターで売ってますが、 カッティングシートを見つけるのに苦労しました。これは、 カー用品を売ってる店、オートバックスやイエローハットで売ってるはずです。

ということで、出来るだけ詳しく書いてみましたが、、 分からないところがあれば、気楽に質問して下さいね〜

でわでわ うまくいくことを祈ってますー (^-^)ノ~




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