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同じサイズのダクトを複数個使用したり、径や長さの違う複数のダクト(マルチダクト)を使用しても、 1本のダクトとしての動作になると言われます。 以下に、1本のダクトに換算する場合の計算式を示します。だらだらと書き連ねましたが、事実上、ダクト径を変えてしまう3と4の計算式は、必要無いかと思います。 あえて、ダクト径を変えるメリットを考え付きませんし、 一つのエンクロージャーに違う径のダクトを付けている物を知りません。
- 半径、長さが共に同じダクトの場合
- 半径r、長さLのダクトを2つ使用する場合、
半径(r2+r2)=(2r2)、
長さ1/2×(L+L)=Lのダクトと等価とみる。- 半径r、長さLのダクトを3つ使用する場合、
半径(r2+r2+r2)=(3r2)、
長さ1/3×(L+L+L)=Lのダクトと等価とみる。- 半径r、長さLのダクトを4つ使用する場合、
半径(r2+r2+r2+r2)=(4r2)、
長さ1/4×(L+L+L+L)=Lのダクトと等価とみる。- 半径は同じで、長さが違うダクトの場合
- 半径r、長さL1のダクトと半径r、長さL2のダクトを使用する場合、
半径(r2+r2)=(2r2)、
長さ1/2×(L1+L2)のダクトと等価とみる。- 半径r、長さL1のダクトと半径r、長さL2のダクトと半径r、長さL3を使用する場合、
半径(r2+r2+r2)=(3r2)、
長さ1/3×(L1+L2+L3)のダクトと等価とみる。- 半径r、長さL1のダクトと半径r、長さL2のダクトと半径r、長さL3と半径r、長さL4を使用する場合、
半径(r2+r2+r2+r2)=(4r2)、
長さ1/4×(L1+L2+L3+L4)のダクトと等価とみる。- 半径が違い、長さは同じダクトの場合
- 半径r1、長さL、半径r2、長さLのダクトを使用する場合、
半径(r12+r22)、
長さ1/2×(L+L)=Lのダクトと等価とみる。- 3本、4本、5本と増えていっても同じ考え方です。
- 半径も、長さも違うダクトの場合も同様に考えていきます。