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マルチダクトの計算(概要)

Calculation of multiducts
1999.11.21


同じサイズのダクトを複数個使用したり、径や長さの違う複数のダクト(マルチダクト)を使用しても、 1本のダクトとしての動作になると言われます。 以下に、1本のダクトに換算する場合の計算式を示します。
  1. 半径、長さが共に同じダクトの場合
    1. 半径r、長さLのダクトを2つ使用する場合、
      半径(r+r)=(2r)
      長さ1/2×(L+L)=のダクトと等価とみる。
    2. 半径r、長さLのダクトを3つ使用する場合、
      半径(r+r+r)=(3r)
      長さ1/3×(L+L+L)=のダクトと等価とみる。
    3. 半径r、長さLのダクトを4つ使用する場合、
      半径(r+r+r+r)=(4r)
      長さ1/4×(L+L+L+L)=のダクトと等価とみる。
  2. 半径は同じで、長さが違うダクトの場合
    1. 半径r、長さL1のダクトと半径r、長さLのダクトを使用する場合、
      半径(r+r)=(2r)
      長さ1/2×(L1+Lのダクトと等価とみる。
    2. 半径r、長さL1のダクトと半径r、長さLのダクトと半径r、長さLを使用する場合、
      半径(r+r+r)=(3r)
      長さ1/3×(L1+L+Lのダクトと等価とみる。
    3. 半径r、長さL1のダクトと半径r、長さLのダクトと半径r、長さLと半径r、長さLを使用する場合、
      半径(r+r+r+r)=(4r)
      長さ1/4×(L1+L+L+Lのダクトと等価とみる。
  3. 半径が違い、長さは同じダクトの場合
    1. 半径r1、長さL、半径r、長さLのダクトを使用する場合、
      半径(r1+r)、
      長さ1/2×(L+L)=Lのダクトと等価とみる。
    2. 3本、4本、5本と増えていっても同じ考え方です。
  4. 半径も、長さも違うダクトの場合も同様に考えていきます。
だらだらと書き連ねましたが、事実上、ダクト径を変えてしまう3と4の計算式は、必要無いかと思います。 あえて、ダクト径を変えるメリットを考え付きませんし、 一つのエンクロージャーに違う径のダクトを付けている物を知りません。

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