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見ために年季の入った2440ではあるが、JBLドライバー独自の音がするという点でもうこれ以上の物は望めない。コンシェマー用の375という型番には正直ひかれる。プロ用の2440とはどこが違うのか。見て分かるのはボディの色とターミナルの違いだけである。色は問題ない。ターミナルに関しても2440の方が大きいのでいいのだが、困るのは、振動板が375よりもプロ用の2440の方が厚いとという“噂”だ。振動板の厚みが違えば当然音も違うはず。しかし、音を聴いても、違いは感じられない。それでも、一応調べて見たら、同じパーツナンバーであったので 一安心。
1994の大晦日、2440と有り合わせホーンを手にいれ、ウーファを横に寝せ、積み上げ配置で4ウェイマルチに。フュージョン系のベース、ドラムの量感はあるが、何かつまる感じ。その低音でもクラッシックの大編成は最高。それだけを聴くならこれでO.K.となるところだが。。。また、2440と175を2.5キロヘルツでつなぐと、175の音域の2.5〜8キロヘルツが弱いようで妙にやさしい感じだ。レベル調整等いろいろやった結果、175を外した3ウェイの方が良いという結論で、3ウェイで聴いていたのだが、寝かした箱の低音がどうしても気になる。がまんできず箱を縦配置に戻すと低音は非常によくなった。しかし、2440用のホーンが大き過ぎるために、箱の上に乗せられず、175+2305ホーンと2402の中高音に戻し、結局、元のモクアミ。あらためて聴いてみるとホーンの高さも縦配置の方に分がある。
ということで、箱に乗せられるサイズの2385Aというホーンを注文。箱を開ける瞬間は感激。なにせ、初めての新品のJBL製品。手にするとあまりに軽く、少し不安だったが見ためも音もまあまあ。ホーンに関してはそのうち自分で木製の物を作るつもりだったので、それまでは、これで満足。
2インチドライバーの2440と 1インチドライバーの175の違いであるが、175の方が少し乾いた感じ、声のつややかさで違いが出るのと、言葉で言うと余裕としかいえないニュアンス程度。たかがそんなことで、と言われそうだが、購入したことに対し、本人には全く後悔の念はない。