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超低音の恐怖 2000.8.24



15インチダブルウーファーに巨大な箱を使うというのは、 言うまでもなく低音の為なのだが、30Hzの音を十分に出すだけが目的ではなかったりする。 もっと低い音を!と散々やってきて、これでは、悟りの境地に入ってしまった様で自分でも少し寂しいが、 超低音をただ出したいだけならば、ここまで大きなユニットや箱は必要無い。 30Hzとか20Hzを出すだけならば、もっと小さなユニットでも出せる。 小型スーパーウーファーなどもお勧めだ。これも大型ならより良い。 うまく調整したスーパーウーファーの音は、侮れない。実際に使用していた本人が 言うのだから信用してもらっていい。

いいと言っていながら、なぜやめたのかと言えば、、
低域が伸びるわけではないと言われるダブルウーファーに変える直前に、 ぼくはスーパーウーファを人に譲った。そして、その譲った予算で、とりあえずダブルウーファーを を取り付けられるだけの大きさの箱を手に入れた。 これでは、 ダブルウーファーとスーパーウーファーを併せることを試すことが出来ない。 そのことを後悔するかと思ったが、全く後悔しなかった。 なぜなら、15インチのダブルウーファーは、何故か、それくらいの音域は十分出ていたからだ。

逆に考えれば、、
スーパーウーファーですでに出ていた音域なら、 敢えてダブルウーファーにする必要は無いのでは、と思われる人もいるかと思うが、 低域の質感とその量感に違いがあって、スーパーウーファーはあくまで重低音という感じでどっしりと重く、 ダブルの方が、「ふわっ!」と軽く出る。これも簡単に言えば、音の質感が好みだったからだ。 と言っても、スーパーウーファーも決して否定しない。 25cmとか30cm級のウーファーを使用していたらきっと使い続けて、モノにしていたことだろう。

15インチダブルを立派な箱に入れて使っている今でも、 80cm級のウーファーを3Dで使ってみたい気持ちは、、ある。 これは、一軒家に住んでいる人ならやる気だけで割とやりやすい?方法だ。
天井に付けてしまえばよいから(笑)
天井裏は大きなキャビネット、背圧も上がらないので、 ユニットのfoも下がらず場所も取らない。

しかし、今でも、20Hzとか30Hzとかいう人の耳には聞こえない超低音を再生してボリュームを上げていくと、 家中がどこからともなく、ゴッゴッゴッ!と振動し始め、実際に揺れる。 こうなるとスピーカーといえども、もしかして破壊兵器になるかも。。 たとえ一瞬だけでも、、と思っても、ボリュームを11時方向以上には、怖くて上げられない。

これを、試したとき、 同じ部屋にいた奥さんが「じ!地震!」と騒いでいた。。
「本当に家が壊れたらどうする。」という恐怖。今でもこの状態である。 そういえば、鉄筋コンクリート造りの社宅にいた時にも、 あの時は間違って、思い切り!やってしまったことがあった。結果は同じ。 80cmウーファーを仕込むなんてことを考える前に家のことを考えることが必要だ。 頑丈にしたうえに音の逃げ道か、相当量のエアボリュームを作らないことには。。

夢のまた夢。




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