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絶対音感 2000.10.25



音に関する評価は、大抵の場合、その評価した人自身のものなのだ。

絶対音感を持った人をみても、恐るるに足りない。(うらやましいけど。。) 音は、音階だけで成り立っているわけではないし、 絶対音感を持つ人であっても、絶対音質感(こんな言葉があれば。。)があるとは限らないから。 そもそも絶対音感とは、ピアノの音を実際に聞き続けたうえで身に付けた正確な 音階であって(と、思っている。。)、自然の音階は連続性のものである。 厳密に言えば、ミとファの間にも細かく、 音程の違う音が存在しているわけで、その間のずれは分かるだろうが、音階でいえば、 名前も付いていないその間の音を、正確に言葉で表わすことは出来ない。 また、例えば、鈴の音は鈴の音であって、 「この鈴の音はミの音とソの音が混じり合って、微妙にソの音がシャープしている。」 という説明を聞いて、何となく想像できるとしたら、その手合いの人で音階で処理した上に、 やはり「鈴の音」という前提あってのことなのだ。

その限られた周波数の範囲ならば、巨大なスピーカーでも、小型のスピーカーでも、、 大抵のスピーカーで必要十分な性能を持っている。 巨大なスピーカーで聴いたからといって、鈴の音が 大きな鐘の音に聞こえたりなんかしたら、 (まずそんなことはありえないが、)それは間違ってる! そして、鈴は小さな鈴の音で、小さな音像で聞こえないとヤバイ。

鐘の音に聞こえるかどうかは、100%再生する側の問題であるが、小さな音像で聞こえるかどうかと いうことは録音する側の責任も半分あるが、後の半分は、やはり、再生する側の問題だ。 風鈴の音だけを再生するのなら、巨大な箱を使うことなど決してしないと誓うが、ホーンは使う。 これは聞こえる音質がいいからだ。いいというのは、語弊があるかもしれない。。 これもやっぱり、、音質が好みだからと言ったほうが潔い。




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