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ウーファに関しては、そのエッジの“耐久性”に こだわりがあるのです。
そういう意味で、、どーもウレタンエッジは、好みでなくて、、すみません(^-^;)ウレタン系のエッジがとても多いのは、
低域を出すためには、耐久性も犠牲にするという考えか、
はたまた 現代の企業としては、早く壊れれば儲かる という理論か。。
本当は、スピーカーを作ってる職人さん達も、 出来る限り耐久性のある物を作りたいと思っているのではなかろうか。スピーカーのエッジ部分まで紙で出来てるものが、フィクストエッジと呼ばれるものであるが、 ウレタンエッジよりフィクストエッジの方がより耐久性があるのは間違いない。
これより、布を裏打ちしてコーティングしているらしきエッジが、今のところぼくの好みである。
これは、出てくる音の問題であるが、たまたま聴いたものがそうであったと言うだけで、、 耐久性からするとフィクストエッジの方が上回っている可能性もある。。しかし、コーン紙は紙でよい。
スピーカーのコーン紙は、その名の通り ずっと昔から「紙」が主流である。
20年ほど前には、ハイテク素材で作られたものが出てきて、紙のコーン紙も「紙臭い音がする」とか、 「紙で出来ているものは時代遅れ」とか言われ、絶滅するかとも思われたのだが、、
どっこい今でも現役だ。
2220のコーン紙も、単なる「紙」なのだが、これが、なかなか良く出来ている。
これの材質は、どうやらパルプであるらしいが、
このパルプが和紙に用いられた場合、一般に、、いわゆる普及品では、、ある。
それでも2220の耐久性にぼくは、疑問を持たない。
その種類、用い方、漉き方によっては、パルプでもなかなか良さそうだ。。と思わせてくれたのは、 他でもないこの2220である。
表面にはなんらかのコーティング材が用いられている様だが、その前にその漉きかたに、何かありそうだ。「紙は、日本のお家芸であったこと」が忘れられて久しい。
日本のメーカーも一時期、様々な材質のコーン紙を作っていたが、 和紙のコーン紙には、あまり熱心ではなかった様子だ。 西洋で作りえないのなら分かるが、何故これで作らなかったのだろうか。。
ハイテク素材に挑戦したところからしても、コストの問題であるとは到底思えない。
それとも、ただ単に、うまくいかなかったのか。
お家芸であっても、全ての人が必ず得意であるとは限らないわけだし。。世界最高の紙は和紙であると明言して はばからないぼくは、 これを用いる職人であるからなのだが、和紙と一口に言っても、それはそれは、様々な種類がある。
だから、和紙のコーン紙を作ってみたかったら、この辺りの人の意見を集めるべきではなかったか。。
といっても、それぞれの意見が出て混乱を招くかもしれないし、 最後はメーカーのやる気次第であるからして、、と、やっぱり悲観的な気持ちになる。他ならぬぼくも、和紙でコーンを作るとしたら、「これでしょ!」という意見を持っているのだが、 それでうまくいくかどうかまでは、やっぱり補償はできません。
ちなみに、この紙の種類は、話をしても構わないその他の紙とは違って、残念ながら、、 明仙堂の秘伝の部類のものなので、そうそう簡単には口を割れない(笑)
でも、、
「JBLかTADが直々に、訪ねてくれたら、そっとお話ししますけど〜」
来るわけないか。。(^-^;)