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時の経つのは早いもので、、
もう、ちょっと前のことになってしまったが、アナログプレイヤーを6機種視聴した。アイドラドライブのドイツ製オートチェンジャー改、
TEACTN202マグネフロートという名の、、磁力で浮いているターンテーブルをもつベルトドライブ、
TTOという知る人ぞ知るアイドラドライブに、
国産ダイレクトドライブ、
そしてEMT950!
さらにトーレンスTD124。。
なんとも贅沢な試聴でした。ありさちゃんありがとー。(^-^)ノ
これに一部の機種で、MMカートリッジとMCカートリッジでそれぞれかけてもらった。
こうなるともう、、時間がいくらあっても足りない(笑)ざっと聴いた印象では、アイドラドライブ系の物に心ひかれた。
ダイレクトドライブ、ベルトドライブは共に、ちと腰が軽い感じなのだ。
でも、共に作りは素晴しいので、、とっても残念。
特にTN202のがっちりとした作り、ぶっとい軸には個人的に期待をしていたのだが、、 これは、ターンテーブルシートの影響もあるかもしれないので、も少し慎重な判断がいるとは思う。。
値段の割に意外とやるのがドイツ製オートチェンジャー改(失礼)。
でも、見た目のチープさが難点(すみません〜(^0^;)。
TTOは、これよりちと印象が薄いが、これもフレームの作りも、モーター自体もゴッツクて素晴しい。
トーレンスTD124については、メインターンテーブルの上にフェルトを介してちょんと 乗せるサブターンテーブルの構造、クイックスタート、回転速度の確認の仕組等、とても繊細、 精密な作りで、重量級のターンテーブルと比べるとそのコンパクトな容姿とあいまって、 ぼくらの様な、、大袈裟なステレオシステムに組み込む目的で作られたのではない? 感じでもある。がしかし、デザインは好みだ。
聴いて見ると、その印象どうり、良い意味で肩の力を抜いて聴けるふくよかさがある。 とはいえ、、癖というほどのこともなく、良くできた製品だという安心感を感じた。
そして、EMT。
これは、ちょっとハイが強めな感じだが、そのせいか、 一種独特なフラットネスな清涼感がある。これは、CDにも一脈通じるものがあり、 もしかして、この中では一番ハイファイなのかもしれない。いや現代的なハイファイか?? これでサウンドを追い込むのも手かも。。しかし、値段が。。「さて最後に、どのプレーヤーで聴きたいですか?」と言われてはたと困った。
その時点で一番印象に残った音は、実はドイツ製オートチェンジャー改だったのだ(笑)
しかし、最後にと言われると、「やっぱりトーレンスかな。。」 MCカートリッジを通した音を聴いていないし。。ということで、
これを、MCカートリッジに換えてもらうと、「ぐっとフラット感を増した感じになった。 ぼくには、どうやらMCカートリッジとの組み合わせのほうが好みかも。。」などと、 納得しながら、油断して聴いていたのだが、、「サキソフォンコロッサス」のドラムスで、 いきなりびびった。。
何たるトランジェット感!
「やいやい!」という言葉しかでてこない。
どう表現してよいものか。。 二人そろって笑いながら とにかく「やいやい!」を連発(笑) こんな感じは、ぼくのオーディオ装置からは、いまだ聴いたことがない。心が高揚する何かがある。 この音を聴いていると、CDの音は どこか音の立ち上がりに問題を抱えているのではないかと、考え込んでしまうほどの インパクトがあった。次の機会には、これにガラード401が加わり、さらに悩みは深くなる。
特に「サムシングエルス」では、ガラード401が、ぶっ飛んだ音を聴かせてくれた。
そして、このガラードからも 気持ちの良い音の立ち上がりが聞こえるのだ。。
再度、「アナログ恐るべし。。」