同じ漢字トーク7.1であっても、カラクラ2のシステムイネーブラー(System Enabler)は403、LC575は、065。
065にはバージョン1.1と1.2があるらしく、カラクラに575ボードをそのまま差して、起動できる条件は、
漢字トーク7.1ではシステムイネーブラーが065のバージョン1.1の場合だけ(この場合、新しいOSでは
動かせられない)ということだ。これ以外のOS(例えば7.5)で動かそうとする場合、
13インチモード化することにより可能に、又、カラクラボードで使えなくなるのを覚悟できるなら、
VGA化すれば、良いということである。そしてもう一つ、今回行った、高解像度化せずにID番号自体を
変えてしまうチップ抵抗の置き換えという手である。白状すると、このどれかを行えば、
漢字トーク7.1であってもカラクラ2のシステムイネーブラー403で、動くと思い込んでいた。
実際には、システムイネーブラーが065のバージョン1.1でなくても、1.2でも動くという意味であったのだ。
7.5以降のものはイネーブラーは関係無いのであろうか。。システムイネーブラーとは何なのか。。
今だに良く分からない。
OSは7.1しか持っていない。システムイネーブラー065だけの入手は困難だそうだ。
ならば7.5以降のOSを探すか。。しかし、7.5以降のOSを運良く手に入れても、
CDROMドライブを持っていない。。とりあえず動かしたいだけだ。OSを入れたいだけでこれらを
揃えるのは避けたい。「システムイネーブラー065。。これ、なんとかならないものか。。」
なんとかすれば、なんとかなる。。場合もある。。
インターネットに繋げてあるウインドウズマシンでいろいろと検索しているうちに、アップルのHPで、
「System Enablers Collection」(「システムイネーブラーコレクション」)という物を見つけた。
「これだぁ!」ちょうど、FDに収まる容量のフォルダにシステムイネーブラーの数々が収められている。
この中に065バージョン1.2も入っていた。欲しいのは、これだけだが、どうやらすべて
ダウンロードしなければ、いけないらしい。。さらに、日本語環境では、動作保証されていない。
が、とりあえず、ダウンロードしてみる。と、15分弱でダウンロード完了。即座に、FDに落とし、
「Apple File Exchange」を起動し読み込んでみる。そして、でき上がった物を開いてみたが、
文字化けである。。そういえば、「容量からすると、ダウンロードの時間が短かったような。。」
もしかして、圧縮ファイルだったのでは、と思い調べてみるとどうやらそうらしい。。
今さらではあるが、解凍ソフトというものは持っていない。正確にいえば、雑誌に付属のCDROM版は
持っているのだが、「だからCDROMドライブは、ありませんって。。」ならば、FD版をと思い、
古本屋に行って探してみると割と苦労無く、、見つかった。
と、いうわけで、今ではめでたく動いているわけですが、人にはあまり奨められない方法です。
日本語環境では、動作保証されていないシステムイネーブラー065を入れて漢字トーク7.1で
動作させています。これはアップルのHPからダウンロード出来ます。こう書くと簡単ですが、
前記の様に、見つけるのに苦労しましたし、うちでは、インターネットに接続しているのは
ウインドウズマシンでしたので、それからまた、一苦労ありました。
要点をまとめると、
- ウインドウズマシンで「システムイネーブラーコレクション」をダウンロードする
これをFDにコピーする
カラクラボードの状態で、
- 古本屋で通信関係の入門書でStufflt Expanderの入ったFDの付属している物を見つけ(笑)、
HDの中に入れておく。
- 漢字トーク7.1の場合、「PCイクスチェンジ」をHDにいれておく
- ウインドウズマシンで作ったFDを「Apple File Exchange」を開いておいたマックに入れ、
ーーー変換する
- この書類をStufflt Expanderにドラッグして入れる
- と「システムイネーブラーコレクション」フォルダができるので、その中の065をHDのなかのシステムの
中にいれる。(元からある403はそのまま入れてある。)
- ここで、抵抗を付け替えて、ID番号575にした575ボードに差し替え、起動させる。
これで、めでたく起動できたのですが、この先なにか問題が発生するかもしれません。
真似をする場合は(滅多にいないと思いますが)それなりの御覚悟を。。