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Sc(キャビネット内の空気のスティフネス)は、大抵の本では、下記の式で、済まされています。
Sc=14000a4/Vc
それでは、いったい、14000は何?
a=振動板の実効半径の“4乗”?
散々、調べました。
以下の式が、Scの元式です。
Sc=(po×C2×(πa2)2)/Vc
po:空気の密度(kg/m3)=1.23
C:音速(340m/秒)
π:円周率(3.14)
a:ユニットの振動板有効半径(m、またはcm)
Vc:総内容積からユニットの一部、補強材を引いたもの=実効内容積(m3、またはリットル)
このうち、poとCが何か分からず苦労しました。
この手のことには、ミスプリントも多いし。。。
公然と?書いていないことの方が普通で。。。
この式の(πa2)2の部分を、S(振動板面積 (m3、またはcm3))として、
Sc=(po×C2×S2)/Vc と、表しているものもあります。
それでは、
Sc=(po×C2×(πa2)2)/Vc
を、展開して、
Sc=(po×C2×π2×a4)/Vc
ここで、それぞれの数値を代入して、
Sc=1.23×3402×3.142×a4/Vc
Sc=1400000a4/Vc=1.4×106×a4/Vc (aの単位:m)
Sc=14000a4/Vc (aの単位:cm)
やっと、現れました。。。